FF生みの親・坂口博信氏がAI生成のFF6リメイク映像を絶賛、物議を醸す

『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親として知られる坂口博信氏が、生成AIで制作されたFF6リメイク風映像をX(旧Twitter)上で絶賛したことが大きな話題を呼んでいる。著作権的な問題を含む投稿への称賛ということで、ゲームファンの間で賛否が分かれる状況となった。

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坂口氏、AI生成のFF6映像に「なにコレ!? すごいじゃん」

2026年5月17日、坂口博信氏はXにて、生成AIを使って制作されたとされるFF6のリメイク風映像を引用しながら「なにコレ!? すごいじゃん」と称賛するポストを行った。

この映像はファイナルファンタジーの公式ロゴや楽曲も含む形で生成AIによって無断で制作されたものとみられており、これをFFの生みの親が公の場で称賛したことは大きな反響を呼んだ。

「あなたは言ってはならない立場」——批判の声が相次ぐ

坂口氏の投稿に対し、フォロワーや絵師などからは即座に批判的なリプライが届いた。「無断で生成AIで作られたのを賞賛ですか」という指摘や、「あなたはそれを言ってはならないと思う。厳しく叱って、舐めるな!!!と言うべき立場だと思います」といった声が寄せられた。

さらに、この映像がFFの公式ロゴや楽曲まで無断使用していることを指摘するユーザーも現れ、「生成AIで作られてるだけでなく、古巣のファイナルファンタジーのロゴも生成AIで無断使用、楽曲までですよ?これは寛容とか言う問題ではなく、問題発言だと思います」という声も上がった。

サガシリーズの河津秋敏氏も反応——ユーモアを交えつつ本題を指摘

この騒動に反応したのが、スクウェア・エニックスの元社員でサガシリーズの生みの親・河津秋敏氏だ。河津氏はXにて「いや、坂口さん、一行目で止めといてくれないと」とユーモアを交えながら釘を刺しつつ、「こないだ観光で下北沢に来てたMIT卒のアメリカ人と寿司屋で会話になったら、FF6が好きでマッシュが好きだと言ってましたよ。確かに6は3Dリメイク向きだと思いますね」とコメント。その注意が届いたことも示唆した。

河津氏の反応についてもSNSでは「そこじゃねぇだろ」「ちょ河津さんwww仕事中にXはマズいと思うお」などの声が飛び交い、場が少々和らいだ側面もあったようだ。なお、一部報道で河津氏を「現スクエニ社員」と記載する誤りもあったが、河津氏はすでにスクウェア・エニックスを退職した元社員である。

賛否が割れるSNS——「良いものを良いと言えることがクリエイターの資質」との声も

賛否が割れるSNS——「良いものを良いと言えることがクリエイターの資質」との声も

今回の騒動に対するSNSの反応は真っ二つに割れている。批判派からは著作権・無断使用の問題を強調する声が多い一方、肯定派からは「良いものを良いと言える素直さはクリエイターとして重要な資質では」「すごいものをすごいと言えない世の中になっている」という意見も少なくない。

また、「このクオリティでリメイクしてくれたら絶対に買う」「本家がこれを超えた作品を作ってほしい」と、映像のクオリティ自体には感心するコメントも多く見られる。生成AIの技術的な進化とその活用・権利問題は、依然としてゲーム業界において重要なテーマであることを改めて示す出来事となった。

坂口氏自身もAIユーザーとの指摘も

坂口氏自身もAIユーザーとの指摘も

騒動を受け、坂口氏自身が生成AIを利用しているとみられる過去の投稿も掘り起こされ、「コイツ自身がAIユーザーじゃないか」との声も上がった。FF6リメイクの実現を心待ちにするファンにとっては、今回の一件がスクウェア・エニックスによる公式リメイクへの期待を再燃させるきっかけにもなっているようで、「本家がこれを超える作品を出してほしい」という声は多くの共感を集めている。

生成AIをめぐる権利問題はゲーム業界全体でも議論が続いており、今回の坂口氏の投稿はその議論を改めて可視化する出来事となった。坂口氏自身からの続報やコメントは、本記事執筆時点では確認されていない。

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