朗読劇『沙耶の唄』公式の”問題グッズ”に原作者・虚淵玄もドン引き「コレ思いついた人俺より頭おかしい」

伝説的なビジュアルノベル『沙耶の唄』の朗読劇公式アカウントが、原作の”あるシーン”を再現した衝撃のグッズを発表し、SNSが騒然となっている。さらには原作者・虚淵玄氏本人までもがリアクションを示すという事態に発展した。

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「タッパー入り赤Tシャツ」という謎の商品

2026年5月27日、朗読劇『沙耶の唄』の公式Xアカウント(@saya_roudoku)が投稿した内容が話題を呼んでいる。投稿によれば、原作の「あるシーン」をイメージしたTシャツを、なんとタッパーに入れて販売するという。色は「もちろん赤」、サイズはLサイズのみという限定仕様だ。

本日はTシャツのご紹介になります👕 原作の「あるシーン」をイメージしたタッパーに入れて販売します。色はもちろん赤、サイズはLサイズのみとなります。是非着て観劇してください🍖

「あるシーン」が何なのかについて公式は明言を避けているが、『沙耶の唄』を知るファンにはすぐにピンときたようだ。作中の重要な描写——主人公・フミオと異形の少女・沙耶の関係を象徴する、いわゆる”食料”に関連したシーンとの見方が広まっている。「赤色」「タッパー」「肉」というキーワードが組み合わさることで、作品未経験者も「大体予想がつく」という声が相次いだ。

原作者・虚淵玄「俺より頭おかしい」

このグッズ発表に真っ先に反応したのは、他ならぬ原作者の虚淵玄氏(@Butch_Gen)だった。「ねぇコレ思いついた人ぜったい原作者より頭おかしいよ!?」と投稿し、公式の発想力に驚きと半ば呆れを示した形だ。

ねぇコレ思いついた人ぜったい原作者より頭おかしいよ!?

虚淵氏はニトロプラス所属のシナリオライターで、『魔法少女まどか☆マギカ』『PSYCHO-PASS』など数々のヒット作を手がけてきた人物。その”頭のおかしさ”の元祖とも言える人物に「俺より上がいた」と言わしめるのだから、公式スタッフの発想が相当なものであることがうかがえる。

ファンの反応は”称賛”と”驚愕”が入り混じる

SNSやまとめサイトのコメント欄には、知っているファンからの反応が多数寄せられた。その多くは批判ではなく、むしろ”狂気の公式”への称賛や苦笑いが中心だ。

  • 「バカだろ沙耶唄朗読劇スタッフ(褒めてる)普通はやらねぇのよ!」
  • 「主人公と沙耶を分かち難く結び付けた作中の重要アイテム(食料)の青海ちゃんのキャラグッズだ…」
  • 「親の背中をしっかり見て育っただけかと」
  • 「沙耶ありがとう ありがとう沙耶 これ何だい? とっても美味しいよ」(作中の名台詞を引用する形で)

一方、作品を知らない人からは「冷蔵庫?タッパー?一体なんのシーンだろう……」「全く分からんよ」といった困惑の声も多い。それだけ『沙耶の唄』が”知る人ぞ知る”作品であることの証左でもあるだろう。

『沙耶の唄』とはどんな作品か

『沙耶の唄』は2003年にニトロプラスがリリースしたビジュアルノベル。脚本を虚淵玄氏が担当し、クトゥルフ神話をベースにした独特の世界観と、純愛とグロテスクが共存する作風で発売当時から熱狂的な支持を集めた。「分岐が少なく一日でクリアできる」ため間口は広いが、その内容は強烈なインパクトを残すと言われる。

ファンの間では「純愛ものとしてトップクラス」「良質な短編ラブロマンス、ちょっとクトゥルフ風味」といった評価が根強く、今回の朗読劇化でも再び注目を集めることになりそうだ。なお、グッズはあくまで「監修中のサンプル」であり、実際の製品は劇場での確認となるとのことで、販売が実現するかも含め続報が待たれる。

「人の心がない」という言葉が称賛として飛び交う今回の騒動。虚淵玄氏が生み出した”頭のおかしい”世界観を、さらに上回る発想で形にしようとした公式スタッフの姿勢は、ある意味で作品への深い愛情の裏返しとも言えるのかもしれない。

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