『ピックモス』Steamストアページが復活——問題視されたモンスターを削除し”リニューアル”、批判と擁護で議論紛糾

『ポケモン』や『パルワールド』との類似性を指摘され、一時はSteamストアページが削除されるに至っていたゲーム『Pickmos(ピックモス)』。そのストアページが2026年5月に復活していたことが判明し、再び話題を集めている。開発はPocketGame、パブリッシャーはNETWORKGOが担当する本作は、リニューアルされたキーアートで再登場を果たしたが、ネット上では「また怒られるのでは」「懲りてない」といった批判から「ゲームを作る意志の表れでは」という肯定的な見方まで、さまざまな反応が飛び交っている状況だ。

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これまでの経緯——「ピックモン」から「ピックモス」へ、そしてストアページ削除まで

本作はもともと『Pickmon(ピックモン)』という名称でSteam向けに発表されたゲームだ。登場するモンスターのデザインや世界観が『ポケモン』および『パルワールド』に酷似しているとして、発表直後からゲームコミュニティで広く話題となった。さらに、ゲーム内に登場するモンスターの一部が『ポケモン』のファンアートと類似しているのではないかという疑惑も浮上し、批判はより深刻なものとなった。

その後、2026年4月10日には開発・パブリッシャー側がゲームタイトルを『Pickmos(ピックモス)』へと変更すると告知。なお、ゲーム内に登場するモンスターの呼称は「ピックモン」のまま据え置かれており、「変えるのはそこではないのでは」と一部から指摘されることとなった。そして同年4月16日、突然SteamのストアページがSteamから削除される事態となった。

5月に”リニューアル”復活——問題視されたデザインは削除

Steamストアページの削除からおよそ数週間後、5月に入ったタイミングで『ピックモス』のストアページが復活していることが確認された。復活にあたり、キーアートが刷新されており、「リザードン」を連想させるとして指摘を受けていたモンスターや、ポケモンのファンアートとの類似性が問題視されていたモンスターが削除されているという。また、ストアページに掲載されていたトレイラー映像も削除されており、『ポケモン』との類似性が指摘されていたスクリーンショットも取り下げられた模様だ。

パブリッシャーのNETWORKGOの公式ホームページにも更新されたキーアートが掲載されており、本作が2027年にSteamおよびPS5にて配信予定であることが記載されている。しかし現時点で、任天堂やポケットペアなど関係各社の公式からの法的対応に関する発表はなく、今後の動向が注目される。

ネット上の反応——「炎上マーケティングでは」「作る気があるなら許容範囲」両論が拮抗

今回の復活劇に対し、ネット上では様々な意見が見受けられる。批判的な声としては「全く懲りていない様子」「パルワールド側のデザイン的影響が残ったままではないか」といった指摘が目立つ。また、「炎上して差し替えればいい、炎上の段階でマーケ費をかけずに認知度が爆上がりして結果的にプラス、という流れはもっと厳しく対処されるべきでは」という、炎上マーケティング的な構造への批判も上がっている。

一方、比較的肯定的な声も存在する。「デザインを修正したことは、売り逃げ目的ではなくちゃんとゲームを作る気があるということでは」「復活したなら登録し直した」という声もあり、対応自体を誠実さの表れと捉える向きもある。ただし、「実際のゲーム画面が一切掲載されていない」という点についての懐疑的な意見も根強く、「本気で開発する気があるのか」という疑問も呈されているようだ。

また、「エーテライト(FF14のワープポイントに酷似しているとされるオブジェクト)は残っているのでは」という指摘もあり、問題視されていた要素がすべて解消されたわけではないとする見方もある。

「パクリのパクリ」問題——パルワールドとの関係にも言及

そもそも本作は、任天堂の『ポケモン』に類似しているとして議論を呼んだ『パルワールド』にさらに酷似している、いわば”パクリのパクリ”とも揶揄される立場にある。この文脈から、「パルワールドよりも誠実か、と一瞬思ったが結局同じでは」という複雑な反応も見受けられる。

なお、任天堂と『パルワールド』を開発・販売するポケットペアの間では特許を巡る訴訟が続いていることが知られており、その余波でこういった類似ゲームへの注目も高まりやすい状況にある。ただし、今回の『ピックモス』に関して、任天堂・ポケットペアいずれからも法的措置や公式コメントは現時点で確認されていない。

2027年配信予定——今後の行方は

NETWORKGOの公式情報によれば、『ピックモス』は2027年にSteamおよびPS5向けに配信される予定とされている。キーアートのリニューアルという形で再スタートを切った本作だが、批判の声は依然として根強く、実際のゲームプレイ映像や開発状況の詳細が明かされていない現状では、評価を確定づけるには時期尚早だろう。炎上後の”方向修正”が本作の信頼回復につながるか、それとも新たな問題が噴出するか——引き続き動向が注目される。

現時点で、ゲームのデザイン変更に関する開発側・パブリッシャー側からの詳細な公式声明は確認されていない。

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