オフィスチェアでドリフト? 突拍子もないアイデアが形に
「会社の椅子を押して遊んでいたら、レースゲームにできるんじゃ?」――そんな深夜の思いつきをそのまま実装してしまったゲームが登場した。インドネシアのインディースタジオ Dead Leg Production が開発する 『NEED FOR SEAT』 は、オフィスの廊下を舞台にオフィスチェアで疾走するレーシングゲームのプロトタイプだ。itch.io にてで配布されており、現在は無料でダウンロードできる。
公式の紹介文によれば、本作はデバッグ作業で疲弊した深夜のクランチタイム中に生まれたアイデアを起点に開発されたとのこと。コミカルでシュールな世界観を持ちながらも、ドリフト操作やパワーアップアイテムといったレースゲームとしての骨格もきちんと備えている。
開発チームはゲームプレイを紹介するYouTube動画も公開しており、実際のレース映像でその”カオス感”を確認できる。
基本情報:現行バージョンで遊べること

- タイトル: NEED FOR SEAT (Prototype)
- 開発元: Dead Leg Production
- ジャンル: レーシング / スポーツ
- 対応プラットフォーム: Windows
- 価格: 名前決め払い(無料ダウンロード可)
- 使用エンジン: Unreal Engine
- 配布先: itch.io(公式ページ)
- 最新バージョン: v0.2.1(2025年10月11日更新)
現バージョンでは、オフィスの廊下をコースにしたレース、チェアを操ったドリフト操作、そしてパワーアップアイテムの使用が楽しめる。ゲームプレイは数分程度のセッションを想定したカジュアルな設計だ。なお、まだプロトタイプ段階であるため、バグや未実装要素が含まれている可能性があると開発側は明記している。
itch.ioで15,000DL超え――コミュニティの反応も上々

リリース後の反響は予想以上に大きかったようで、開発ログによれば2025年10月時点でitch.ioにおけるダウンロード数は 15,000件超え を達成している。評価は5点満点中4.8と高く、「コンセプトが面白い」「ドリフト操作が楽しくなった」といったコメントが寄せられている。一方で「バック走行時の操作感がおかしい」「マルチプレイが欲しい」といった改善要望も届いており、開発チームはフィードバックを積極的に受け付けているようだ。
itch.ioのコメント欄では「友達と一緒にローカルマルチで遊べたら最高」「Linuxにも対応してほしい」など、さらなる展開を期待する声が多数見られた。本作は Games for Palestine Charity 2025 にも参加作として登録されており、ダウンロード時の寄付金は全額ゲーム開発に充てられるとしている。
Steam版も準備中――今後の展開に注目

開発ログには「Cooming Soon on Steam !!! (Big Update)」という告知も掲載されており、Steam版のリリースと合わせた大型アップデートが予定されているようだ。具体的な日程はまだ公表されていないが、マルチプレイ機能の追加など、コミュニティからの要望を取り込みながら正式版へと進化させていく意向があるとみられる。
突拍子もないアイデアから生まれたにもかかわらず、丁寧にブラッシュアップされつつある本作。シュールなゲームが好きなプレイヤーは、今のうちに無料のプロトタイプを試してみてはいかがだろうか。
