神谷英樹氏が名越稔洋氏への嘲笑に怒り「挑戦者を笑って自分は誇れることをしたのか」

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名越スタジオをめぐる経緯

『龍が如く』シリーズの生みの親として知られる名越稔洋氏。かつてはセガを代表するプロデューサー・ディレクターとして数々のヒット作を手がけてきた人物だ。しかし近年は、ぷよぷよ大会出場者への不適切な発言が大炎上を招き、取締役から一般社員へ降格。その後セガを退社し、独立スタジオ「名越スタジオ」を設立した。

名越スタジオは新作タイトル『Gang of Dragon』を発表し、新たな挑戦として注目を集めていた。しかし資金提供が打ち切られたとの報道が相次ぎ、公式YouTubeチャンネルの突然の消滅、さらには公式サイトまでもが閲覧不能となる事態に発展。プロジェクトの存続を巡り、ゲームファンの間で大きな話題となっていた。

▶ 関連: 名越スタジオの公式サイトが閲覧不能に――『Gang of Dragon』の行方はどうなるのか

SNSに広がる嘲笑の声

この一連の出来事を受け、X(旧Twitter)上では名越氏の状況を嘲笑したり、「自業自得」と断じる投稿が相次いだ。

ぷよぷよ大会出場者に「チーズ牛丼喰ってそう」発言→大炎上→取締役から一般社員に降格→退社、名越スタジオ設立→新作50%しか完成せず資金打ち切り→スタジオの動画、HP消える 口は災いの元

「彼が抜けてもチームはゲームを作れたがチームがいない彼はゲームを作れなかった……結局のところチームが優秀だったのではないだろうか」と、名越氏の実力そのものへの疑問を呈する声もあった。

「取材費と称したキャバクラで金を使いまくってセガから注意された」との噂にも言及するなど、過去の騒動と絡めて批判的な投稿が多数拡散していったようだ。

神谷英樹氏が「笑止千万」と一喝

こうした状況を見かねて声を上げたのが、『デビルメイクライ』『大神』『ベヨネッタ』などの名作を世に送り出した著名ゲームクリエイター・神谷英樹氏だ。神谷氏は自身のXアカウントにて、嘲笑する側を真っ向から批判した。

リプ欄見ると、他人の不幸に飛びついてしたり顔で講釈垂れて悦に入ってる惨めな連中の多いこと…挑戦者を笑って自分はさも失敗してない勝者のように振る舞ってるけど、ならばお前が攻撃してる相手以上に何か誇れることをしたのか、出来るのか、自分自身を振り返ってみろよ…全くもって笑止千万である…

神谷氏は名越氏の過去の言動への評価とは切り離し、「挑戦した者を一方的に笑う」という行為そのものを問題視した形だ。このポストはたちまち拡散し、賛否両論を呼ぶ展開となった。

神谷氏への反応も真っ二つ

神谷氏の投稿に対しても、さまざまな意見が集まった。「ぷよぷよを極めるという挑戦者を笑った人間は笑われても仕方ない」「チー牛発言は酷かったが、それ以外は素晴らしいクリエイターだ」など、名越氏の過去の言動を引き合いに出す反論が多数寄せられたようだ。

一方で「名越ほど誇れることはしていないが、大勢の前で他人を貶すようなこともしたことない」と、神谷氏の主張を一定評価しつつも留保をつけるコメントも見られた。ネット上の議論は「名越氏の行いへの批判は正当か否か」という問いに広がり、容易には収束しない様相を見せている。

神谷氏はさらに、リプライで食い下がるユーザーたちに対しても矢継ぎ早に応酬。「お前は毎日ウンコする以外に何か生み出したことあるのかよ」「役立たずの昆虫が俺にまで絡んで来るなや」などの強烈な言葉を連発し、神谷氏自身の発言スタイルもあわせて話題を呼ぶ結果となっている。

「挑戦」と「批判」の境界線はどこに

今回の一連の騒動が浮き彫りにするのは、失敗した挑戦者への批判はどこまで許容されるのか、という問いかけかもしれない。名越氏の過去の発言や行動に対して積年の不満を持つ人々と、それとは切り離して「挑戦を嘲笑う文化」そのものへの問題意識を持つ人々が、それぞれの立場でぶつかり合っているとも言えるだろう。

『Gang of Dragon』の行方も含め、名越氏の今後の動向はまだ不透明な部分が多い。いずれにしても、著名クリエイター同士の経歴や言動がクロスする形で議論を呼ぶこの出来事は、しばらくゲームコミュニティで語り続けられそうだ。

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