2025年4月、英国在住のVTuberでイラストレーターのMimi Yanagi氏が英国警察に逮捕されていたことが明らかになり、クリエイターコミュニティを中心に大きな波紋を呼んでいる。
何が起きたのか——Mimi Yanagi氏、自身の作品所持で逮捕
Mimi Yanagi氏は4月20日に英国警察により逮捕された。当局は同氏のデバイスをすべて押収し、その後Mimi氏は保釈されたと報じられている。報道によれば、逮捕の理由として挙げられているのは「自身が制作したイラスト作品の所持」であるとのことで、他者の著作物の無断使用などではなく、あくまで本人が描いた作品そのものが問題視された可能性が指摘されている。
X(旧Twitter)上では、海外メディアや複数のクリエイター向けアカウントがこの件を取り上げ、「アーティストが自分のアートワークだけで逮捕された」と強調する投稿が拡散している。
保釈条件として「SFW作品のみ」を義務付け
Chibi Reviews氏のX投稿によると、保釈条件としてMimi氏は今後「SFW(全年齢向け)の作品しか制作できない」という制限を課されているという。この条件に違反した場合は保釈が取り消される可能性があるとされており、事実上の「創作活動への制限」が司法手続きの中に盛り込まれた格好となっている。
クリエイターコミュニティからの反応
今回の件は、英国における創作表現の自由や、成人向けイラストに関する法解釈に関心を持つ層から強い反応を集めているようだ。英国では「Obscene Publications Act(猥褻出版物法)」や関連法令に基づき、実在しない人物を描いたイラストであっても違法と判断される場合があり、法的グレーゾーンが以前から問題視されてきた経緯がある。
一方で、現時点では逮捕に至った具体的なイラストの内容や、当局が問題視した詳細な根拠は公式には明らかにされていない。Mimi氏本人のコメントも限定的であり、続報が待たれる状況だ。コミュニティ内では「表現の自由の問題」と捉える声がある一方、「詳細が明らかでない段階での断定は危険」と慎重な意見も見られる。
今後の動向に注目
記事執筆時点(2025年5月)では、Mimi Yanagi氏は保釈中であり、正式な起訴の有無や裁判の動向は不明だ。VTuberやイラストレーターが法的問題に直面するケースは国内外で増加しており、各国の法制度とデジタルコンテンツの関係について改めて議論が求められている状況といえる。続報が入り次第、改めてお伝えする予定だ。

