「3DSが展示されてる!現代枠かぁ〜!!」——そう思ったのも束の間、その展示ラベルを見て思わず二度見してしまった人が続出しているようだ。東京・両国の江戸東京博物館を訪れたXユーザーが2026年5月5日に投稿した写真が、SNS上で大きな反響を呼んでいる。
「現代枠」のつもりが……まさかの「レトロ」扱い

ことの発端は、Xユーザー・丸山カネキリカ(@KaneKirika)氏が江戸東京博物館で任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の展示を発見したこと。「現代枠での展示かぁ〜!!」と喜んだのも一瞬、実際には”レトロ”のカテゴリに分類されていたという。その写真付き投稿が拡散されると、フォロワーをはじめ多くのゲームファンや博物館来場者たちから驚きと動揺の声が一斉に上がった。
ニンテンドー3DSが国内で発売されたのは2011年2月のこと。2026年現在から振り返ると、すでに15年以上が経過している計算になる。改めて数字を並べてみると納得感もあるのだが、「小学生の頃に手に持っていたものがレトロ判定……」と感じる世代にとっては、なかなか受け入れがたい事実でもあるようだ。
SNSに広がる「うわああああ」の嵐
投稿への反応はまさに「衝撃と否定」の連鎖だ。「わ…うわああああああ!!!!」「待って本当に鳥肌たった」「ぞわぁっ!?そ、そんな……」といったリアクションがXのタイムラインに次々と流れ込んだ。
「私は認めない」「誠に遺憾です」といった、半ば冗談めかしながらも確かにショックを受けているコメントも相次いだ。また「皆さん、今は平成ですよね!?ね?そんなに経つわけ無いですよね!?」と時代感覚の混乱を吐露する声もあり、共感を集めていた模様だ。
“レトロというには近すぎるし、現代というには遠すぎる”
多くのコメントの中でも特に共感を集めていたのが「レトロというには近すぎるし現代というには遠すぎる」という一言だ。この絶妙な表現は、3DSという存在のポジションを言い得て妙だと話題になっている。ゲームボーイやファミコンのような”明らかなレトロ”でもなく、かといってスマートフォンやSwitch全盛の現代でもない——そんな「中間世代」のゲーム機として、3DSは多くの人の記憶にしっかりと刻まれている。
「超会議とかですれ違うと話題になるから、どこかしら古いという認識は皆持っているはず」という冷静な分析コメントもあった。すれ違い通信という、当時ならではの文化が懐かしさを際立たせていることも影響しているだろう。
博物館が映し出す「時間の流れ」
江戸東京博物館は、江戸時代から現代にかけての東京の歴史・文化・技術を幅広く展示する施設として知られている。デジタルデバイスや家庭用ゲーム機が”歴史的遺物”として展示されるようになったこと自体、時代の変化の速さを物語っているとも言えそうだ。かつては「最新技術」の象徴だった携帯ゲーム機が、いつしか博物館のケースに収まる存在になるとは——と、一種の感慨を覚える人も少なくないだろう。
今回の一件は、単なる「3DSがレトロ判定された」という話にとどまらず、自分が子ども・青春時代に親しんだものが歴史として定着していく過程を目の当たりにする体験として、多くのSNSユーザーの心を揺さぶったようだ。「時代を感じますね」という言葉が、これほどしみじみと感じられる投稿もなかなかないかもしれない。
なお、丸山カネキリカ氏は同じ日の投稿で「両国の江戸東京博物館たのしいよ!!!!!」とも述べており、ショックを受けつつも博物館を楽しんでいた様子だ。3DSの展示が気になった方は、ぜひ実際に足を運んでみてはいかがだろうか。

