2026年4月29日に正式リリースを迎えたオープンワールドアクションRPG『Neverness to Everness(NTE/ネバエバ)』。リリース直後からSNSや掲示板で話題になっているのがゲームプレイの評価だけでなく、マスコットキャラクター「タギド」への強烈な不満の声だ。「うざい」「消えてくれ」「これで引退を決めた」——発売初日からこうした声が噴出しており、運営側にとっても無視できない状況になっているようだ。
「タギド」とはどんなキャラクター?

タギドは、NTEの世界観に登場する「テレビ頭」を持つ独特なビジュアルのマスコットキャラクター。液晶画面に映し出されるドット絵で感情を表現し、オレンジのジャケットとヘッドホンというストリート系のいでたちで登場する。いわゆる「異形頭」デザインの一種だ。
ゲーム内ではストーリー序盤から主人公に同行し、案内役やコメディリリーフ的な立ち位置を担っている。ポジションとしては、原神の「パイモン」や崩壊:スターレイルの「パム」に近い存在といえるだろう。ところが、作中のキャラクターたちはタギドの言葉を理解している一方、プレイヤーにはその言葉の意味が伝わりにくい設計になっており、これが不満の大きな火種となっているようだ。
「タギタギ!」——独自言語が引き起こす聴覚的ストレス
プレイヤーが最も強烈な不満を訴えているのが、タギドの「喋り方」だ。彼は通常の言葉を話さず、ひたすら「タギド!」「タギタギ~!」と自分の名前に似た言葉を繰り返すのみ。シリアスなシーンでも、感動的な場面でも、この単調な発声が続くため、没入感を著しく削がれるという声が相次いでいる。
「面白いんだけどタギド言が連発きついわ。ンナンナの真似したいんだろうけど流石に無理がある」「ストーリーでタギドが出てくるのウザい。2chしながら耳で聞いてても話がわからん、強制字幕かよ」
ボイス音量をゼロにして対処しているプレイヤーも複数確認されており、「オプションでタギドのボイスをオフにさせてくれ」という要望も多数上がっている状況だ。ベータテスト時点でもすでに同様の不満が寄せられていたが、正式版でも改善が見られなかったとの報告もある。
メインストーリーへの強制介入が離脱者を生む
タギドへの不満がとりわけ深刻なのは、サブコンテンツにとどまらずメインストーリーにがっつり絡んでくる点だ。特に「タギドのデート計画」と呼ばれるイベントクエストへの批判は激しく、「ここで見切りをつけた」「スキップ一択だった」という声が続出している。
「タギドのデート大作戦、ここで脱落するやつ多いやろ。これで見切るわ」「メインストーリーになんでこいつのデートイベントがあるんだよ、見たくない」「コイツをマスコットにしようってだけで正気を疑うのに、ただでさえない好感度を地の底まで落とすデートクエを強制でやらせる狂気」
ロード画面にも頻繁に顔を出すという報告があり、「ゲームするやる気を削がれる」という意見も。中には「タギドがいる限り続けられない、課金はあり得ない」とまで語るプレイヤーも見受けられた。マスコットキャラクターが課金意欲に直結するゲーム収益に影響しかねない状況は、運営にとって看過できない課題といえそうだ。
他タイトルのマスコットと比べると……

オープンワールド系ゲームにはマスコット的な案内キャラが付き物だが、タギドはそれらと比べても異例の不評ぶりを示しているようだ。掲示板では次のような比較が話題になっていた。
「パイモン←かわいい/Mi-a←ちょっとかわいい/アブ←かわいい/ボンプ←かわいい/スノウ←かわいい/タギド←不快」
タギドのデザインは「キモカワ」やシュールさを狙ったものと推察されるが、実際には「愛着が湧かない」「生理的な嫌悪感がある」という反応が大多数を占めているようだ。一方で「ボンプよりマシ」「慣れれば気にならない」など擁護する声もゼロではなく、評価は完全に二分されているとも言い難い状況だ。
改善の余地はあるか——プレイヤーが求めること
プレイヤーたちが求めているのは、タギドの「完全削除」よりも、まず「ボイスのオフ機能」や「登場頻度の調整」といった現実的な改善策だ。「声無しのサブクエで出てくるだけならまだしも、メインストーリーでがっつり絡んでくるのが問題」という意見が多く、ゲーム自体の評価は「面白い」と感じているプレイヤーも多いだけに、タギドへの対処次第でゲームの評価が大きく変わる可能性もある。
ベータ段階からの指摘が正式版に反映されなかったという経緯もあり、今後の運営の対応が注目される。アップデートでボイスOFF機能が実装されるか、あるいは登場頻度が調整されるか——NTEプレイヤーの多くが、この点を固唾を呑んで見守っているようだ。

