目次
オープンワールドに散りばめられた”ネタ”の宝庫
2025年にリリースされたオープンワールドRPG『NTE: Neverness to Everness』(通称・ネバエバ)は、広大な都市「ヘテロシティ」を舞台に、ガチャ育成や探索、シティライフなど多彩なコンテンツが楽しめる作品だ。しかしこのゲーム、攻略面だけでなく「パロディ・オマージュ探し」というメタ的な楽しみ方でも話題を集めている。攻略情報サイト「GameWith」がまとめたパロディ場所一覧によると、アニメ・漫画・映画・ゲームなど20か所以上にわたるオマージュが確認されているとのことだ。

以下、その全貌を独自にまとめてお届けしたい。
アニメ・映画オマージュ:ファン感涙?のスポット群
スクロールで画像移動
最も多いのがアニメ・映画作品へのオマージュだ。ゲーム内各エリアをめぐると、見覚えのある風景が次々と現れる。
- Fate(冬木大橋):ニューホーランドと橋間地をつなぐ「アヤメ大橋」は、Fateシリーズに登場する冬木大橋に非常に似た造形。夜の時間帯に撮影すると雰囲気は抜群で、ライダーとウェイバーの戦いを思い起こすファンも多いようだ。
- ドラえもん&クレヨンしんちゃん:ミゲル区ロンバス湖通りの外れには、のび太の家に似た建物と隣接する空き地、さらにそのすぐそばにしんちゃんの家そっくりな建物も存在する。車の色や位置まで細かく再現されているというから驚きだ。
- 頭文字D(藤原とうふ店):同じくミゲル区のユラメキ町にある「夏成豆腐屋」は、頭文字Dの藤原とうふ店の色合いそのもの。横に駐車された車が”幽霊神レーサーの車”として地元の有名スポットになっているという設定まで作り込まれているとのことだ。
- 新世紀エヴァンゲリオン(赤い海):オウム貝トンネル内の異常波動エリアを越えた先のバトルステージは海が真っ赤に染まっており、エヴァの世界観を強烈に想起させる。ステージ内に「碇(いかり)」が置いてあるというのも意味深だ。
- 君の名は。(階段):橋間地のハンカク街南側に赤い手すりの階段があり、「君の名は。」のあの名シーンを彷彿とさせる雰囲気。
- SLAM DUNK(鎌倉高校前駅踏切):橋間地のハンカク街南東側にある踏切が、スラムダンクファンにはおなじみの鎌倉高校前駅踏切にそっくり。緑の電車が定期的に通過するため、絶好のシャッターチャンスを狙えるようだ。
- シュタインズ・ゲート(タイムマシン):ミゲル区の秋葉原エリアに再現されたラジ館屋上には、シュタゲでおなじみのタイムマシンが衝突している様子が再現されている。
- ぼっち・ざ・ろっく!(ライブハウス):絵空町のバロック大通り脇にある地下スタジオは、ぼっちちゃんたちが活動するライブハウスそのものの構造。階段の雰囲気も含めた再現度はかなり高めとのことだ。
- 言の葉の庭・CLANNAD・冴えない彼女の育て方・中二病でも恋がしたい!:庭園のベンチ、菜の花畑、桜の坂道、魔法陣のある部室など、新海誠作品からKey作品まで幅広くオマージュが散りばめられている。
SNS上でもこうした発見を共有する投稿が話題になっており、プレイヤーたちの”聖地巡礼”ならぬ”ゲーム内巡礼”が盛んに行われているようだ。
ゲームパロディも見逃せない
アニメ・映画系だけでなく、ゲーム作品へのオマージュも複数確認されている。
- ペルソナ5: The Phantom X(雑司ヶ谷):ミゲル区の穀倉通りにある商店街は、ペルソナ5: The Phantom Xで主人公の家がある雑司ヶ谷がモチーフと見られている。さらにゲーム内の撮影機能では「ペルソナ風フレーム」まで用意されているというから、意識的なオマージュと考えて間違いなさそうだ。
- 八番出口:ミゲル区の聖トリス大通り西にある駅地下は、インディーゲーム「8番出口」を想起させる長い通路構造。角を曲がるまでのあの独特の不安感が再現されているとのことだ。
公開されているトレーラーでも、ヘテロシティの作り込まれた都市環境が確認できる。
実在スポットのオマージュも多数
架空の都市ヘテロシティだが、現実世界の有名スポットを彷彿とさせる場所も多い。
- 秋葉原エリア一帯:ミゲル区の聖トリス大通り北西に、東京・秋葉原を丸ごと再現したようなエリアが存在。アキバに行ったことがある人なら思わず立ち止まってしまうほどの再現度だという。
- 渋谷スクランブル交差点:ニューホランドのチーノ大通りには渋谷のスクランブル交差点を想わせる町並みが広がる。
- 東京ディズニーランド(シンデレラ城):ニューホランド南東の海沿いには大きな遊園地があり、城の形が東京ディズニーランドそのもの。ただし現状は入場できず、外観のみ楽しめる仕様とのことだ。
- ゴールデンゲートブリッジ:未聞浦や橋間地からM10区に続くティカール大橋は、アメリカのゴールデンゲートブリッジに酷似した赤い鉄骨構造。
- フジテレビ・大阪道頓堀・TKPゲートタワービルなども確認されており、国内外の著名建造物をモチーフにしたスポットが随所に点在する。
まとめ:探索の”もう一つの楽しみ方”として
NTE(ネバエバ)のオープンワールドは、メインストーリーやガチャ育成だけでなく、こうした細かなオマージュ・パロディ探しという遊び方でも十分に楽しめる奥深さを持っているようだ。開発側が意図的に仕込んでいると思われる要素も多く、”元ネタ”を知っていれば知っているほど発見の喜びは大きい。都市を歩きながら、次はどんなオマージュが見つかるかを探してみるのも一興だろう。

