新作オープンワールドRPG『NTE』、アニメ「天気の子」の盗用&AI使用疑惑——開発者インタビューとの矛盾も指摘

新作オープンワールドRPG『NTE』、アニメ「天気の子」の盗用&AI使用疑惑で炎上——開発者インタビューとの矛盾も指摘

サービス開始直後から話題を集めていた新作オープンワールドRPG『NTE』が、新海誠監督のアニメ映画「天気の子」(2019年)の映像をAIに学習・流用したとの疑惑をめぐり、2026年4月30日前後から海外コミュニティを中心に強い批判を受けている。さらに、リリース直前のインタビューで開発陣がAI不使用を明言していたとされることが明らかになり、信頼性への疑問も噴出している状況だ。

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「AI不使用」を公言していた開発インタビュー

「AI不使用」を公言していた開発インタビュー

発端のひとつとして、2026年4月22日に公開された開発者インタビューの内容が挙げられている。NTEコミュニティで活動する海外ユーザーのKaito氏がX(旧Twitter)でその内容を共有。開発責任者の楊蕾(Yang Lei)氏が「私たちのアセットやキャラクターのポートレイトには決してAIを使いません。AIは大気レンダリングのテストにのみ使用し、最終的なアセットはすべて開発者が制作します」と述べたと伝えていた。

「天気の子」のワンシーンに酷似した看板が発覚

ところが、ゲームが正式リリースされた2026年4月30日前後になると、ゲーム内に登場する看板のビジュアルが「天気の子」の特定シーンと酷似しているとの指摘がX上で相次いだ。海外ユーザーのEzie氏は「ゲームはリリース時点でもまだ生成AIだらけで、しかも『天気の子』からのショットをそのままAIに通したと思われる看板が存在する」として、比較画像を投稿した。

この投稿は瞬く間に拡散され、「直近のインタビューでこれだけ堂々と嘘をつけるなら、開発者を全く信用できない」(@taintedbiscuit氏)など、開発陣の説明責任を問う声が続出した。

批判の焦点:「イースターエッグ」論争と著作権問題

一部のユーザーからは「これは単なるイースターエッグやオマージュではないか」「ただのパロディだろう」という擁護意見も見られた。しかし批判派は、問題の本質はリファレンスの有無ではなく、許可を得ていない他者の著作物をAIに学習させた行為そのものにあると主張している。

ユーザーのNimi氏はXで「問題は『イースターエッグ』かどうかではない。人間が制作したアートワークをAIに学習させた行為が問題だ。プロンプトだけで画像を生成する行為ですら倫理的に問題があるのに、さらに作品をまるごと取り込むのは論外だ」と主張。多くのユーザーから共感の声が上がっている。

AIアニメーション短編への批判も

また、今回の看板問題にとどまらず、ゲームの新キャラクター紹介として公開された約17分のアニメーション短編についても「ほぼ全編が生成AIの出力で構成されており、一部の3DCGが混在しているだけではないか」との指摘が複数のユーザーから上がっているとのことだ。

「言葉では表せないほど、NTEの存在と、みんながそのAI生成スロップをむさぼり食う現状が嫌いだ。17分のアニメ短編まで公開されているが、純粋なAIスロップと少しの3Dで構成されているように見える」

上記はRoma Romanee-Conti氏(@RomaTheBishop)によるXへの投稿から。AI全般への不満と、ゲームの商業的な成功が批判を加速させている側面もうかがえる。

国内ユーザーの反応——両論が交錯

国内でも「えっ…許可は取ったの?」「アンインストールします。人間のアーティストを応援します」「マジでキモすぎる、NTEはそれなりにウケそうだっただけに最悪」といった批判的な声が見られる一方、「ただのオマージュじゃないの?」「AIとは限らない」「看板の文字を見ればパロディとわかる」という擁護・懐疑的な意見も少なからず存在しており、評価は割れている模様だ。

また「以前この媒体で『ぼっち・ざ・ろっく!』の聖地巡礼ができると話題になっていたのに、あれが許されるならこれもパロディでは?」という指摘もあり、NTEの他作品へのオマージュ的表現をどこまで問題視するかという線引き論争も起きている。

現時点での公式対応は?

記事執筆時点(2026年5月2日)において、NTEの開発・運営元から今回の疑惑に関する公式コメントや声明は発表されていない。「天気の子」制作側からの反応も確認されていない状況だ。

今後、開発側が正式に回答するのか、あるいは沈黙を続けるのかによって、コミュニティの反応はさらに大きく変わる可能性がある。GAMEGRAVITYでは続報を追っていく予定だ。

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