「企業エロゲってADVしかない」→ 古参ゲーマーたちが一斉に反応、黄金期の作品名を挙げ始める

「企業のエロゲってアドベンチャーかRPG付きエロCG集みたいなものしかないのでは?」——そんな素朴な疑問をXに投げかけたユーザーのポストが、2026年5月3日ごろから大きな反響を呼んでいる。

目次

きっかけはひとつの「素朴な疑問」

きっかけはひとつの「素朴な疑問」

ユーザーの「とっとこ」氏が投稿したのは、こんな内容だった。「なんで企業エロゲってアドベンチャーとかRPG付きエロCG集みたいなゲームしかないんだろう。同人エロゲみたいなアクション+エロとかRPG+エロとかシューティング+エロあっていいじゃん。それとも俺が知らんだけである?エロとゲームが両立してるやつ」

この投稿に対し、古参のエロゲーマーたちが一斉に反応。「知らんだけ」どころか、むしろジャンルの幅広さを主張するリプライや引用ポストが大量に押し寄せた。

「めちゃくちゃあった!」——黄金期を知る古参が一斉蜂起

最も多くの共感を集めたのが、エロゲに詳しいユーザーたちからの「それ、昔はめちゃくちゃあったんだよ!」という声だ。ユーザーの「あおいまなぶ」氏はこう語る。「めちゃくちゃあった!めちゃくちゃあった!同人じゃなくてメーカーが出しまくってたエロゲ黄金期。アリスソフトとかソフトハウスキャラとかライアーソフトとかエウシュリーとかが無茶してた時代!」

さらに「偽トノイケ☆ダイスケ」氏も「これはゼロ年代以前には結構あって(その時代だとエルフとか)それ以降も特定のメーカー(アリスやエウや九尾)はそこそこあるんだけども、その辺の知識が今のエロゲオタにはあんまし伝わっていないのは割と深刻かなあとは思う」と指摘。単なる懐古話にとどまらず、ゲーム史の継承という観点からの意見も飛び出した。

続々と挙がる「ゲーム+エロ」の傑作たち

リプライ欄や引用ポストには、次々と具体的な作品名が挙がった。特に多く名前が出ていたのは以下のような作品・メーカーだ。

  • ランスシリーズ(アリスソフト):「RPG付きエロCG集だと思ったら、エロCG集付きRPGや戦略シミュレーションが出てきた」とユーザー「YM」氏が評するほど、ゲーム性が充実している
  • うたわれるもの:シミュレーションRPGとして今もファンが多く、「エロいらんがな、SLGとしてけっこう好きよ」という声も
  • 大悪司・大番長(アリスソフト):戦略ゲームとしての完成度が高く、エロゲ文脈を超えて語られることも多い
  • バルドシリーズ(戯画):「エロ目的で買ってたやつの方が少数派だったろうし」と言われるほどのアクションRPG
  • WORDS WORTH(エルフ):PC-98時代のダンジョンRPG。「あの時代の傑作もん」と絶賛する声も
  • VenusBlood・九尾シリーズ(ninetail):「シナリオもゲームも面白い」と今なお現役ユーザーが多い
  • エウシュリー作品全般:現在も精力的にRPG・SRPGのエロゲを制作中で、リメイク版「幻燐」が直近で発売された

ユーザー「東雲 紫乃」氏は「うたわれるものってシミュレーションゲームもあるし大悪司とか大番長とかの戦略ゲームもいいし……エロじゃないけどエロゲのデモンベインから派生した3Dロボアクションの機神飛翔デモンベインもあるし」と、派生作品にまで話を広げていた。

ランスシリーズへの愛も噴出

ひときわ盛り上がりを見せたのが、アリスソフトの「ランスシリーズ」についての言及だ。「RPG付きエロCG集だと思ったら、エロCG集付きRPGや戦略シミュレーションが出てきたランスシリーズ好き」というユーザー「YM」氏の投稿には多くの共感が集まった。「ランスはエロゲというよりはエロはオマケのゲームと言われてたから違うよね、ゲーム音楽も普通のゲーム以上だからね」という意見も見られ、そのゲーム性の高さが改めて話題になっている。

なぜ「ゲーム性のあるエロゲ」は廃れたのか

一方で、なぜこうした作品が現在ではあまり作られなくなったのか、という議論も同時に展開された。コメント欄やリプライには「予算がかかるわりに売れない」「ADV系の大ヒットで大半がそれに流れていった」「年齢制限が足かせになるから一般向けにした方が売れる」といった分析が並んだ。また「割れまくりで買わないからゲーム要素の強いものはコストに対して売れ行きが見合わない」という厳しい指摘も。開発コストと市場規模の問題が、ジャンルの多様性を狭めていったという見方が多いようだ。

一方で「今ならSteamで展開すればそれなりに需要はありそう」「〇〇なゲームが無え!って事はそこは今空席なのでインディーズドリームチャンスという事」という前向きな声も見られ、現代のプラットフォーム環境に活路を見出す意見も出ている。

投稿者本人も驚きのコメント

投稿者本人も驚きのコメント

大量の反応を受けて、ポスト主の「とっとこ」氏は「結構あるみたいです、スマソ」と素直に謝罪。さらに「あのツイートは『同人エロゲであんだけゲームとエロ融合させれる素晴らしいもの作れるなら企業ならもっといいの作れるんじゃないのか?』みたいな子供じみた妄想の独り言のつもりでした」と、元の意図を補足している。予想外の大反響だったようだ。

リプ欄の様子を見たユーザーからは「リプと引用が黄金期を謳歌したエロゲおじさん同窓会の様相でちょっと懐かしいw」という声も上がっており、世代を超えた”同窓会”的な盛り上がりを見せたこの一件。エロゲ黄金期の多様性が、現役世代にほとんど伝わっていないという事実は、ゲーム史の観点から見ても一考の余地があるトピックといえそうだ。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次