「PSで中華ゲーしかやらない人は個人的に論外」——2026年5月1日、あるX(旧Twitter)ユーザーのこの一言が、ゲームコミュニティ内で大きな反響を呼んでいる。発言者はCecilia(@CeciliaErslied)さんで、「プロフにゲーム好き・ゲーマーと書きながら基本無料の中華ゲームしかやらない人を多く見てきた」と述べ、個人的な違和感を吐露した。
と言うかPsで中華ゲーしかやらない人は個人的に論外だな。プロフとかにゲーム好きとかがゲーマーって書いてて基本無料中華しかやらない人,結構見てきたし
この投稿は瞬く間に拡散し、賛否両論が噴出。国内ゲームメディアでも取り上げられ、コメント欄には1,000件を超える反応が寄せられた。
発言者のスタンス:「ハイブリッド型」を自称

Ceciliaさんは発言直後に補足投稿も行い、自身は無料ゲームと買い切りゲームを並行してプレイする「ハイブリッド型」であると説明。先月は買い切りタイトルを10本クリアしたとも述べており、無料ゲームそのものを全否定しているわけではないと釈明した。
あ、自分は無料ゲーもやってますが、買い切り買ってクリアしてるハイブリッド型です
実際に同氏がプレイしていると公表した無料タイトルは、NTE(鳴潮やゼンゼロなど中国系スマホ・PC向けタイトルを含む)を複数含む相当な本数にのぼる。その上で「基本無料ゲーだけで生活は無理と思う」と語っており、あくまで買い切り作品をメインに据えるべきという考え方を持っているようだ。
NTE / 鳴潮 / ウマ娘 / スタレ / グラブル / ニケ / ゼンゼロ / エンフィールド、これだけ無料やってるけど買い切りは先月10本くらいクリアしましたね。正直基本無料ゲーだけで生活は無理と思う…
賛否が真っ二つ——「わかる」から「何様」まで

この発言に対するネット上の反応は、大きく二極化している。
共感側からは「無料ソシャゲしかゲームしない人はゲーマーではない。夏しか波乗りしないサーファーはサーファーではないのと同じ」「会社でゲームの話を振ると『ゲームしてます』と答える人が実はスマホゲーマーだったことが多く、最大限警戒している」といった声が上がった。また「せっかくPS5を手に入れたのに基本無料の中華ゲームしかやっていないフレンドがいて、スマホでやれば?とモヤることはある」という意見も見られた。
一方、批判的な意見も多数。「何このゲーマーイキリ、きっしょ」「他人のゲームの趣味に口を出すのはアカン」「たかが趣味なのにこうであるべき!みたいな奴がキモい」など、発言者の姿勢そのものを問題視するコメントが目立った。「初めて触ったゲームが中国のゲームであれば、そこに感動があるのは事実。その人の好きに罪はない」という擁護論も見られ、多様な角度から議論が展開されている。
また「ApexやValorantも無料ゲームなのに同じことを言えるのか」という指摘や、「自分もやってるじゃないかブーメランでは」という突っ込みも入り、議論は単純な「中華ゲーYes/No」では収まらない複雑な様相を呈している。
「ゲーマー」という言葉の定義はどこに?

今回の論争が盛り上がった背景には、ゲームを取り巻く市場環境の大きな変化がある。原神をはじめとする中国産の基本無料タイトルは、ここ数年でコンソール・PC市場においても存在感を急拡大。PS5やSwitchといったゲームハード向けに展開されるタイトルも増え、「ゲームハードを持っているが遊ぶのは無料タイトルのみ」というユーザー層が生まれているのは事実だ。
「ゲーマー」という呼称に対して明確な定義は存在しない。どれだけの時間・お金・本数をゲームに費やせばゲーマーといえるのか、あるいはジャンルや課金形態による線引きに意味があるのか——コメント欄の議論を見ていると、答えは人の数だけあるようだ。「ノベルゲームしかやらなくてもゲーマー」「マリオとポケモンしか遊んでないゲーマーだっている」という声は、その多様性をよく表しているだろう。
ゲームという文化が成熟し、間口が広がるにつれて、こうした「ゲーマー論争」は繰り返し浮上する。今回の騒動もその一幕といえそうだが、「自分がどう楽しむか」ではなく「他者の楽しみ方を批判する」形になった点が、特に批判を集める要因になったのかもしれない。

